話すことは手放すこと
カテゴリー:学んだこと
記事公開日:2023年2月25日
「話すことは手放すこと」
先日参加した犯罪被害者の方の講演で、印象に残った言葉です。
その方は幼少時に起こった事件のことを家族にも親友にも話せずにいて、ずっと自分で抱え込んでいたそうです。
けれども、時が経ち、子育てなどのライフイベントがひと段落し、第2の人生を送るにあたり、自分に癒しが必要だと思い、カウンセリングを受けた際に言われた言葉が、
「話すことは手放すこと」
でした。
その後、その方は、自助グループなどの場で事件について徐々に話すことを始め、話すことでだんだんと事件のことから解放されていくのを実感されたそうです。
恐ろしい事件との間に距離をおくことができることによる安心感。
自助グループなどで、自分の話を聴いてくれる場があるという安心感。
ひとりで抱え込まなくてもよくて、仲間に共有してもらえる安心感。
話すことによって、さまざまな安心感を得られたと思います。
「人の心には、安心、自由、自信が必要。」
ともお話しされていました。
「安心」は、わたしのセッションの中で一番の大切な要素としています。
自分の悩みを話すことは、とても勇気がいることです。
なので、まず
安心・安全の場づくり、関係づくり
をします。
そして、話せそうであれば、話していただいてもいいですし、
話せそうになかったら、話さなくてもゆっくりと身体を感じながらセッションを進めていきます。
身体を感じていきながら、そのときに出た感覚に寄り添いながら、あなたのペースで進めていきます。
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